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被災報告

懸賞 2011年 04月 07日 懸賞

総務企画部長兼東北支部長の吉井です。
住んでいるところは、今や世界で知らない人は居ない「FUKUSHIMA」県であります。
今回の東日本大震災後、多くの皆様から、ご心配ならびに励ましの言葉を頂きました。この場を借りて御礼申し上げます。


さて、連日のように被害の模様が放映されておりましたので、現地の者よりも皆さんの方がその様子をよく知っておられるかもしれません。
僕が居る福島市~二本松市は、揺れの被害でした。
当日、神社にある会館で高齢者教室の指導中でした。
約20名程のお年寄りを玄関ホールに集め、揺れがおさまるのを待ちましたが、いや長かった。部屋を移動するにも、中には腰が抜けてしまった方もおりました。
そうこうするうちに、神社の大きな石の灯篭の上部が、揺れ出したかと思ったら、バタバタと倒れました。また我々が居た会館の屋根瓦がバラバラと落ちてきました。
揺れが大きいため座っているのがやっとでした。
今思えば、いったん揺れがおさまったところで、外に出なくてよかったです。
当然その日は、教室も中断し、参加者の方々も自分の家のことが心配で帰って行かれました。


電気が止まった所では信号が消え、また主要国道が崩落のために通行できなくなり、大渋滞となりました。
途中迂回しようと思い路地に入りましたが、なんと電線が垂れ下がりそこもアウト。
揺れの被害では、家屋が倒壊した家は少なかったですが、地域によっては半壊や診断によって赤紙、黄紙を貼られている家があります。
津波で全てを失った方々に比べれば、家財道具などが残っている分はよかったと思うしかありません。当日家の中にはガラスが割れたりして、足が踏み入れられず車の中で一夜を明かした人は少なくありませんでした。


しばらくライフラインがストップをしましたが、これも地域によって差が大きかったようです。全国的によく報道されている石巻市の知人によれば、今日(4/6)現在、やっと全てのライフラインが回復して、昨日からインターネットも見れるようになったとのことでした。


こちら東北では、公共交通機関が少なく一人に一台と言われるくらいの車社会で、今回の災害によりガソリン不足が大きな問題でした。物資を運ぼうにもガソリンがない。これにはまいりました。
南の方から徐々に供給量が増え、福島では3日前くらいから、仙台では昨日あたりから並ばなくてもガソリンが入れられるようになりましたが、石巻ではいまだ30分待ちだそうです。


その他の物資(食糧など)はほぼ問題なく入ってきています。
津波の被害が大きかった沿岸部は道路が寸断されたために物資が入らず、最初の2週間は皆さん相当苦労されたと聞いています。


いつも仙台研修会でお会いする方々の全員の安否は把握できていません。
今回4月3日の研修会は残念ながら中止となりましたが、6月5日には、多くの皆さんに元気なお顔で集まって頂き、無事を確認したいと思います。

by matayoga | 2011-04-07 11:34 | お知らせ

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